(写真TOP)
2014年7月16日(水)〜17日(木)  むう父さん E藤さん T谷さん Sテファンさん(ドイツ)
2014年7月16日(水) 晴れ時々曇り
05:50自宅発→06:12大泉学園駅→06 :31〜41池袋駅→07:05〜40東京駅→09:30東名御殿場→10:00〜45須走五合目駐車場→10:53古御嶽神社→11:10下山道合流→12:13〜45新六合目(長田山荘)→13:20〜14:00本六合目(瀬戸館)→14:50〜15:25七合目(大陽館)→16:05本七合目(見晴館)〜17:15夕食〜20:00消灯
2014年7月17日(木) 晴れ時々曇り(山頂:ガス
01:00起床〜01:27本七合目発→01:48〜53八合目(下江戸屋)→02:10〜25本八合目(富士山ホテル)→02:40〜45八合五勺(御来光館)→03:15九合目→03:50〜05:40富士山頂→06:10本八合目→06:20八合目(須走下山口)→06:35〜07:00本七合目(見晴館)→07:20七合目(大陽館)→08:10〜09:05砂払い五合→09:20登山道合流→09:50古御嶽神社→10:05〜15須走五合目駐車場→11:00〜12:25御胎内温泉健康センター→12:50〜13:30東名御殿場→15:20〜32東京駅→15:54〜16:00池袋駅→16:16大泉学園駅→16:40自宅着
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎梅雨明け前の富士山は、残雪多く急遽須走コースに変更
 もう富士山には登らないつもりだった…。富士宮在住、取引先のE藤さんと東京で飲んでる時に話が有った。「富士山に登るんだけど…」、毎年ドイツからソフト会社の社長=Sテファンさんがやって来る。今年も来るが、富士山に登りたいとのリクエスト。当然E藤さんの会社の人も一緒に登るんだ・・と、思ったら2人で登るとの事。梅雨明け前だし、それは大変だ。仕方ないなぁ…と、富士山に行く事とした。ついでに北海道出身のT谷さんも誘う。
 当初は富士宮五合目から登って頂上の小屋に宿泊、お鉢を回って御殿場コース〜宝永山を経由して富士宮五合目に帰る筈だったが、予約していた頂上小屋からの連絡で、残雪多くコース閉鎖中の情報。この時点で登れるのは、吉田口と須走口のみ…。急遽コースを変更して、東京組は高速バスで東名御殿場まで行く事となった。
日程から水〜木曜の平日登山、休暇を取っての参加。
予定より10分程遅れて東名御殿場着。
コンビニで昼食をゲットして登山口に。

マイカー規制前なので、五合目まで車を走らせる。
駐車場手前に駐車している車も有ったが駐車場着。
途中で何台も下りの車が有ったので、駐車できた。
(写真TOP)須走五合目駐車場から富士山
準備をして出発。
登山口入口で、係の人が「お鉢周りも残雪で一周出来ません」のお言葉。
時計回りに回って剣ヶ峰から引き返す模様。

すぐに古御嶽神社を通過。

樹林の中の登りとなる。
足元は石がゴロゴロ。日陰なので心地よいが、もう少し風が欲しいところ。
(写真A)登山口から歩き始める
下山路との合流地点を過ぎると、富士山が望める場所に出る。

樹林が切れると吹き上げる風が通り持ちよい。
樹林が低くなって日陰が少なくなってきた。
直射日光が当たって暑くなる。

鯉のぼりがはためく、新六合目で休憩。
(写真B)古御嶽神社を過ぎる
Sテファンさん、体力有るからさすがに早い。
逆にE藤さんは久し振りの山登りでスピード出ず。

暑い道を、風に吹かれながら登り、やっと本六合目。

休憩してボチボチ出発しようか…と、思ってたら小屋の親父が来て、話し出す。前回の台風で、小屋前のベンチが飛んで下に落ちた模様。
(写真C)本六合目に着く
小屋の裏手に胎内神社が有るから、寄ってみたら…
入口が狭いが中は広い。

荷物は見てるから、ヘッドランプ持っててね。
ついでにお賽銭も…と、云う事で寄ってみた。

本当に入口は狭い、這いつくばって入ったら、徐々に広くなる。しかも中は涼しい、いや、寒いくらいだ。
(写真C)本六合目、胎内神社
七合目に向かって登り始める。

木も殆ど無くなり、富士山特有の火山灰のコースとなる。日差しが強い!

時折ガスが上がって来て日差しを隠してくれるのがありがたい。
(写真C)胎内神社の風穴に入る
途中に「廿六夜」の石碑が有り、周りに鈴が一杯。
Sテファンさんが目を丸くして、一生懸命写真を撮っていた。
確かに…! 父さんも撮影。

この辺から我慢の登りになる。

小屋が見えてるのに、近付かない。

七合目大陽館は、標高3090m。
(写真D)廿六夜の石碑
今日は、この上の本七合目の小屋「見晴館」に宿泊だ。

案内板には30分と書いてあったので、最後の踏ん張り…と、登り始めるが、着かない。

こりゃ! 30分じゃ着かないね。

しかも、小屋手前は急登で疲れるね。
(写真E)七合目、大陽館と富士山頂
やっと着いた「見晴館」。
1泊2食で7800円。

今日は平日なので、ゆったりだ。

結構バテてる人いるねぇ。
食事は到着順。我らは17時15分から。
カレーライスに福神漬け。
ラッキョウは食べ放題!

写真のソーセージは持ち込み品。
内緒でご飯のお替わりを貰って皆で分ける。
(写真F)本七合目「見晴館」手前
食事をしながらの缶ビールはSテファンさんのおごり。
350ccが600円、PETボトル500ccが450円。
担ぎ上げたウイスキーも出て来て、我らは消灯の前まで食堂で過ごす。

半分ほどの人が御来光組で夜半出発。

朝食は弁当を出発時に貰って出る。
(写真G)本七合目「見晴館」
宿泊は2段ベッド、1つの布団に2人。
1時出発の予定だったが1時起床となった。

準備をして出発。
下界が見えるし、星も見える。
期待出来るなぁ…。八合目、本八合目…と登る。

ここから「吉田口」から来る人と合流。
一気に人が増える。
しかも、外人さん多い。
(写真)見晴館の夕食
時間に余裕が有るので、ゆっくりゆっくり登る。

九合目からは、まさかの渋滞発生!

団体さんが何組も登っているし、道も狭くなるので追い抜けない。振り返るとヘッドランプの明かりが連なる。

頂上に近付くにつれ、ガスが周りを囲むようになる。
風の音も…。
(写真)見晴館のベッド脇でストレッチ
鳥居をくぐって頂上の一角に着く。
猛烈な風とガス…。
小屋は休憩の人で満杯。

小屋前のベンチは風が吹き抜けるので寒い!
剣ヶ峰方向に進んだ岩陰で、風を避けながら、御来光を待つ。


飛び交うガスの合間に、チラッと御来光。

その前に団体さんは下山を開始し始めた。
(写真H)八合目で。
剣ヶ峰方面に行く人もいるが、猛烈な風の為、我らは小屋方面に戻る。
15m以上の風だな。

神社で焼き印を押して、小屋に入って甘酒・缶コーヒーで暖を取る。

後1時間もすれば、ガスが切れそうだが…、下山だ。
(写真I)岩陰で御来光を待つ。
下山路を進むにつれ、下界が見えてきた。
歓声が上がるね、
Sテファンさんも嬉しそうに下ってる。

足元には山中湖が光ってるし、箱根の山も見えるが、残念ながら、海は見えなかった。

ふと見上げると、頂上方面もガスが切れ始めた。
まだ風が強いのか、剣ヶ峰方面へ行く人はいない。
(写真J)下山路を下る。
八合目までは吉田口へ下りる人達と一緒なので賑やかだ。

八合目を過ぎて、吉田口・須走口の分岐。
ここから須走口へは、人が少なくなる。

宿泊した見晴館に戻って来た。
丁度親父さんが出て来て「お帰り! 
御来光組、小屋で朝食食べてるぞ…、」
(写真K)下るにつれ、眺めが…。
皆さん、同じだね…、我らは景色を眺めながら、外のベンチで朝食。

食べていたら暖かいお茶を出してくれた。

下の小屋…大陽館から、再度下山専用の道。

少し巻いた感じに下りたら一直線に下る砂走りとなる。
(写真K)残雪にいたずら書きが…。
Sテファンさんに、スローペースって叫ぶが、大股でサッサと下ってく…。
こりゃE藤さん達と相当離れるなぁ…。


砂払い五合目の茶屋に着いて、後続を待つ。

T谷さんが、20分遅れて到着、更に15分後にE藤さんも下りて来る。

しかし本当に長い下りだった。
(写真L)砂走りを砂煙を上げながら下る
ずっと待ってて、下りて来る人達を見ていると、疲れ切って下りて来る人の多い事。

ここから登山口まで40分の表示だったが、下り始めて少しの所で、転んでるおじさん発見。
膝に力が入らないらしい…ので、荷物を持ってあげて下りのサポートをしながら下山する。
86歳って云ってたかな。
その年齢で富士山1人歩きは、大変だな。
(写真M)砂走りにさしかかる。
駐車場を後に、御胎内温泉健康センターに向かう。
平日なので1人500円はうれしい。
風呂+食事をして東名御殿場に送って貰う。

頂上での強風+ガスで寒くて震え上がったが、梅雨明け前なのに、雨にも降られずラッキーな富士山でした。
(写真TOP)須走口五合目に戻って来た。
これで、Sテファンさんも次回日本に来た時、下から眺める富士山も、登った時を思い出し、感慨深い物になるでしょう。
しかし本当に外人さんだらけだったなぁ。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)