日光の『鳴虫山』底冷えの山頂は、滞在時間13分

2001年1月7日(日)晴れ後曇り  MK母・むう父さん&むう母さん
07:05自宅発→07:20〜25光が丘駅→09:20日光駐車場発09:30天王山神社→09:55尾根上→10:00展望箇所→10:05神ノ主山→10:28〜33軽食→11:02〜15鳴虫山→11:30合峰→12:00〜05独標→12:40含満ガ淵→13:30駐車場→15:55自宅着
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎晴れの日を狙って、突然決めた『鳴虫山』
 三連休の中日、突然決めた『鳴虫山』。前日夜に都合を聞き、突然の参加はMK母
天気予報は晴れ後曇り、夜半から雪。
午前中に登れば晴れた空に雪を被った男体山が見られる! はずだ!

◎真っ白な日光連山に歓声
 光が丘駅でMK母を拾って、東北自動車道をひた走る。と、遠く輝くは日光連山右に目をやると筑波山。左に赤城山。本当に午後から天気が崩れるのか?

日光駅前を過ぎ、消防署横に有る商店街駐車場
に車を置かせてもらい、出発。登山口までは、指導標が完備されているので間違えようがない。
ほんの一登りで『天王山神社』、日光の町並みが見下ろせる。
ここからは、杉の植林の中を歩く道。
木の根の張り出した薄暗い道だ。
尾根に登っても同様。

突如植林が切れ、左手=今市・宇都宮
方面の展望が現れる。

この辺から笹が現れ、一登りで神ノ主山
真っ白な日光連山が大きい。
(写真A)神ノ主山で

◎木の根の張り出した道は、我慢のコース
神ノ主山からは、えっ、こんなに
下るの? と云うコース。
下りたらしばし平坦。

安心していたら、木の根の張り
出した急登。
更にしばし平坦を繰り返す。

道はいつの間にか広葉樹林の
中を行く。
(写真B)鳴虫山頂で
ツツジで有名な山だそうな。ここら辺りがツツジの頃は花盛りか?
今は皆、葉を落とし、木々の間から日光連山が見える。

いくつも小さなピークを越しつつ進むが、今度こそ頂上? 何度もだまされる。こういう事を繰り返し、山男&山女は精神的に強くなるのだと思う。単に図々しいだけと云う人もいるが…。

◎鳴虫山の頂上は、風が無くてもメチャ寒い
 やっと着いた頂上は、日光連山に向かって展望台有り。腰掛けるのに丁度良い所。真っ白な、赤薙・女峰・大真名子・男体山、女峰と大真名子の間に顔を出すのは、太郎山か?
最近展望台付近の木を伐採したようで、見晴らしが良い。

底冷えの山頂は、風は無いもののメチャ寒い。温かい物を持ってこなかった身にはつらすぎて、即下山。滞在時間13分。これで風が有れば地獄だった。

さすがは天気予報、少しずつ高曇り状態になってきて、さっきまでは青空バックに真っ白な山が映えていたが、精彩がなくなってきた。

◎鳴虫山は、時計回りの周回コースが正解
下りはいきなりの滑りそうな急坂。
なぜか下りコースには、至る所に
ロープ有り。
しかも1m間隔に結び目が有り、
良い手掛かりになって助かった。

どうもこちら側から登るのは大変
そうだ。『商店街駐車場』に停め
られなかったら含満淵の駐車場を
起点に逆回りに登ろうと思って
いたが、助かった。

順調に下り続けるが、独標へは直登
コース。これが一番つらかった。
思わず山頂で休んでしまった。
丁度お昼で、麓からはサイレンと
寺の鐘の音。後は麓の日光の町を
目指して下りるのみ。
(写真C)下り始めたらロープ

◎麓に下りたら『観光客』
 林道に出たら『含満淵』に向かう。『化け地蔵』や淵を眺めたりの観光客気分。『神橋』は工事中で囲われている。金谷ホテルのベーカリーで買い物。湯葉屋で生湯葉買い物と、『商店街駐車場』を使っている身分なので、近所の商店で買い物をする。
『湯葉そば』だの『湯葉ラーメン』だの食べよう、食べようの言葉を無視して、素早く帰路につきました。

◎おまけ

山で会った人
同じコースで後から来たオジサン二人、反対コースを登ってきた夫婦もの二人、鹿狩りの猟師のオジサン一人。今の時期は寂しい山でした。

鹿狩りのオジサン
鉄砲担いで地下足袋姿。犬は下の方で鹿を追っている模様。確かに下山途中、鹿の鳴き声を聞いた。


装備
一応ショートスパッツ用意。但しMK母は4本爪アイゼン持参。確かに雪が有れば、あの下りは難所になると思う。冬場はコンロを持ち歩いた方が良い…と、今回は特に思った。


この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)