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2003年9月27日(土) 曇り時々雨  M倉母、むう父さん&母さん

26日(金) 曇り
14:25自宅発→14:55大泉学園駅→15:05練馬IC→17:15小出IC→17:30湯ノ谷健保
27日(土) 曇り時々雨
06:00起床〜08:05出発→08:25〜28泣沢口→09:05鉄橋→09:15尾根→09:25 738mピーク→10:18 974mピーク→10:30〜40松の木ダオ→12:35〜47未丈ヶ岳山頂→14:10松の木ダオ→14:25〜33 974mピーク→15:38鉄橋→16:10〜18泣沢口→16:40小出IC→16:55六日町IC→17:00サンバレーひぐち
28日(日) 曇り時々雨
06:00起床〜08:30出発→09:55〜10:40清津峡→11:40〜12:10越後湯沢中野屋(蕎麦)→12:15湯沢IC→14:05練馬IC→14:40自宅着
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎未丈ヶ岳はきつかった
 山奥深い奥只見の山の中でも、更に山深いと思っていた未丈ヶ岳。ガイドブックを見ると…、なんと! 奥只見シルバーラインから登れる。しかも! 映画「ホワイトアウト」の舞台だって! 金曜日に湯ノ谷に泊まって翌日登山。
更に翌日もどこか登ろうと欲張った計画を立てました。

◎東京から湯ノ谷へ
 午後半休を取って急いで帰宅。準備をして出掛けるが駅前が渋滞で待ち合わせ時間に遅れてしまう。慌てて関越道に乗り、小出ICへと進む。夕食の18時前に一風呂浴びようとの事。
なんとか一風呂浴びての食事ゲット。

◎泣沢口に駐車する
 朝食を少し早めるが、外は雨。弁当を貰って出発する頃には雨は止む。天気予報は曇り後晴れ。天気予報を信じて奥只見シルバーラインに入る。
泣沢の表示を求めてトンネルを進む。
どんな表示があるのか…?
オォ〜! 「泣沢待避所500m」の表示。
次いで「200m」の表示。助かった。

少し広まった脇に止めて、シャッターを開けて車をトンネルから出す。

車が2台止まっている。
シャッターを閉めて登る準備をする。
(写真A)泣沢口とトンネルのシャッター
◎未丈ヶ岳への登り始めで登山靴が…
 しまった。雨上がりなのにスパッツ忘れた! 急いでいたからか? よくよく考えたら新潟方面の地図も忘れていた。すぐに気になっていた沢を渡る。ここは飛び越せる幅。
次いでグニョグニョの鉄板を渡る。
フムフム…、渡ったら少しへつり気味に進んで山道。

ここでトラブル。
むう父さんの左足の靴先がパカッ。

ここで未丈ヶ岳は終わった。…筈だった。

沢の様子は見たいので、鉄橋までは行こうと思った。

輪ゴムで仮止めして進む。

もう一度沢を渡り、問題の鉄橋。
(写真B)徒渉じゃなくて良かった!
M倉母が何とか渡れれば、再度挑戦と思っていた。

ちょっと! サポーター有るよ!
「えっ!?」 まさかと思ったら…。

この靴で登らせようと思っているようだ。
恐ろしや…。

登ってるうちに無理だと気付くだろう。
今すぐ下山すると言うと後が怖い…!

靴先にサポーターを巻いて出発。
(写真C)無惨にも剥がれた靴底
◎未丈ヶ岳はきつかった…
 鉄橋の先は山菜採りの道か? いくつかの道が有るが標識有り。靴先に気を付けて登り始める。程なく尾根上に上がると庭園のような感じ。歩きやすい。
雲が徐々に上がっていく。景色が楽しみだが、足元が懸念材料。
974mピークを過ぎると標高を50mほど下げ、松の木ダオの鞍部に着く。

ここから標高差500m以上ある。

むう父さんはやめたい気分一杯。
背後から無言の圧力を感じて登る。

…が、この後の登りは半端ではない。

サポーターを巻いた靴で注意して登るので余計疲れる。
(写真D)歩きやすい尾根は前半だけ
でも登山口に5〜6台車が有ったのに誰も下りて来ない? …、登り続けると6人程のパーティ。 
山頂はガスの中だって…。次いで鉄橋付近で抜かれた4人組も下山。

何とか靴が持ちそうだが…、なんと! 雨が降り始めてきた。急登で汗びっしょりだったので濡れるのは構わないが…。雨具着用。急な登路なので下山が心配だ。
樹林がヤブに替わり始めたと思ったら、ひょいと頂上に着く。狭いね。

写真を撮ろうと思ったら、M倉母。何をするかと思いきや…。倒れていた標識を起こす。
なるほど…、いかにも山頂らしい。 …が、雨とガスの山頂は眺め無し。
素早く下ろうとするのを制止し、ここを見なければ…と言う、山頂の向こう側の草原を見に少し下る。 

残念! 晴れていたらなぁ〜!

草原から登る時に1名登り、更に下山中に2人組が2パーティ。

今日の未丈ヶ岳は総勢18名。
(写真E)未丈ヶ岳の頂上で…
雨の下山は木の根に要注意!
濡れていて、滑る!
しかも急な道なので、ずっと下を向いたままの下山。
疲れる。

なんと!右の靴先も剥がれてきた。絶体絶命!

M倉母からもサポーターを借りて、両足の靴先にはサポーター。
(借りたサポーターは泥まみれなので返せなかった。)
(写真F)山頂の反対側は一面の草原
急な登りの後の、雨降りの中の急な下りでヘロヘロ。

松の木ダオから974mピークの登りは、正直助かった。
974mピークの先は、少し傾斜は緩くなる。


鉄橋を渡って、沢に下りる。

鎖を伝って強引に下りると、なんと!
左の靴底が全部剥がれてしまった。
恐れていた事が最後に起きた。
(写真G)974mピーク、背後の奥が未丈ヶ岳
(写真H)橋の下を見る、サポーター靴が… (写真H)鉄橋の全景、川まで約10m
しょうがない…と、剥がれた靴底を手に持って進む。
左足の靴底はツルツル。危ないなぁ〜と、思ったらいきなりのツルッ! 沢に向かって滑る。
必死に灌木に掴まるのが精一杯。左足はツルツルで踏ん張りがきかず。
通り過ぎようとするむう母さんを呼ぶ。ギャァ! じゃなくて、引っ張れ!

なんとか這い上がり、再度ツルツルの靴にサポーターをはめて、そろりそろりと歩く。
よくぞ、こんな状態で未丈ヶ岳を登ってきたよね。自分で自分をほめてやる。
遅いので今宵の民宿まで車を走らせ、温泉に入る。当然、その夜は「八海山」をたらふく飲ませてくれた。

◎山をあきらめて観光へ…

 登山靴が壊れてしまったので、しょうがない。でも、たぶん壊れてなくても、雨でグショグショ&ドロドロだったから目当ての飯士山は登らなかっただろう。
寝てても足が痛いと言う2名だったし…。そこで、観光に切り替えた。
こういう場面でないとなかなか観光地に足を踏み入れないし…。
先ずは、清津峡。
しまった、地図を忘れていたんだ。
越後湯沢の裏側のイメージだったので湯沢を過ぎるが…、無い?

戻ってウロウロ塩沢近辺まで来ると清津峡の表示。
ヤレヤレ!

1人500円なりを払ってトンネルに…
落石事故が多くて遊歩道がトンネルに変わったようだ。でも、味気ない。
(写真)清津峡のトンネル
まっ、靴が壊れたむう父さんはサンダル履きだし、トンネルが精一杯だった。

味気ないトンネルを往復する。
紅葉の季節は大混雑だろう。

湯沢に戻って魚の直売所で買い物。
これが、結構長いんだ。

湯沢の駅横の中野屋で「へぎそば」を食べて一路東京。
(写真)見晴所は、こんな感じ
・松の木ダオ:松の木がちょこちょこ有ったが、このコースは山菜採りや狩猟に使われていたらしい。
 それで目印か何かで松の木かな? 昔の人は健脚だねぇ。
・八海山:たらふく飲ませてくれた訳だよね…。最初1杯頼んだら…。おかみさんがサービスで3杯くれた。
 しかもその後ダンナが2合瓶だと思うが…、1本くれた。感謝感激!
・未丈ヶ岳:残念! ガイドブックによると頂上は360度の眺望。 …と、言う事は!
 頂上の向こう側の草原でのんびりと寝ころんで眺望を…。夢に終わった!

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)