(写真TOP)
2007年7月22日(日) 曇りのち晴れ
カンガルー山の会 夏合宿
M倉さん、M山さん、むう父さん&むう母さん
07:56ホテルプラザ山麓荘発→08:02〜19アルパこまくさ→08:32乳頭温泉バス停→08:39乳頭山登山口→09:28大白森分岐→10:20田代平→10:35孫六湯分岐→10:40〜42田代平山荘→11:06黒湯分岐→11:17〜30乳頭山頂→11:38黒湯分岐→12:30一本松温泉跡→12:58〜13:40黒湯→13:45孫六湯→13:47孫六口登山口→14:00〜30乳頭温泉バス停→15:17〜16:03田沢湖駅→18:42大宮駅→20:00自宅着

※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎湿原・花・温泉と、思わず楽しめた山
 前日コースを再検討、乳頭コースはお弁当を作ってもらおうと思ったが、駄目だった。
フロントに交渉し、アルパこまくさまでバスで送ってもらう。朝の5時半からお弁当屋のテントが出る? ちょっと眉唾もの。
 豪華な朝食を食べて準備、ちょっと森吉山組が遅れている。乳頭山組はアルパこまくさ発8:19のバスに乗らなければならないので、再度交渉して、別れも告げずにアルパこまくさに着く。
十分間に合いますよと云われたが…。
お弁当屋のテント即発見。
だが、この後がハラハラした。
2ヶパック350円なり。海苔をひとつずつ巻き始めた。
しかものんびりと。
確かに土・日・祝日は5:30〜となってる。

バス停周辺には大勢の人、しかも下のホテルから更に団体さん。あっと言う間に、2台のバスは満員。
5〜6人乗り切れず。
(写真)アルパこまくさのテント
秋田駒ヶ岳の人気は凄い。
八合目行きのバスを見送ったら乳頭温泉行きバス到着。誰も乗ってない。

素晴らしいブナ林の脇を通って乳頭温泉終点。
あれっ、印刷してきた地図に乳頭温泉バス停無い。

まっ、こっちかな。蟹場温泉まで歩くが、道無し。
戻って孫六温泉方面に行くと即登山口。
車停まってるから、わかりにくかった。
(写真A)乳頭山登山口(下山時撮影)
夜中に結構降っていたようだが、雲が上がって晴れ間も見える。
じとっとした湿った林間コース。汗が噴き出す。

パラパラと音がしたと思ったら突然雨も降り出す。
雨具を着るまでもないくらいだった。

木々の根元にはギンリョウソウが一杯顔を出す。
ピンクも有るんだ! …って思ったらランだった。

主稜に近付くと、木道が現れ、既にお化け状態になった水芭蕉もでる。
(写真)ショウキラン
主稜に出ると傾斜は一気に緩やかになり、木道を歩く。
前方を2人ほど歩いているようだが駒ヶ岳とは大違い。

時折吹き抜ける風が気持ちよい。

前方に台地が見える。
標高差100mほど、これを登ると田代平の湿原だな。
ここの登りはきつかった。
前半階段状、後半は滑りやすい石。
(写真TOP)田代湿原から乳頭山
登り切ったらあまりにも暑かった。
休める場所を求めて少し歩くと、先行の夫婦連れ。
トキソウが咲いてると教えてくれる。

写真を撮っているので、先行する。

石がゴロゴロで歩きにくい。
木道が出るとホッとする。

更に進むと田代湿原の真ん中だ。
正面に乳頭山。晴れ上がったし、風も心地よい。
(写真B)湿原の池と乳頭山
秋田駒ヶ岳と違って人がいないのが最高だ。

孫六湯コースと合流。ここを登って来る人が多そうだ。
更に進むと田代平山荘。閉まっている。

目の前の湿原に出て見る。
頂上へ向かって結構登っているなあ。

田沢湖も見えて来るし、晴れてくるしで最高の気分。
秋田駒ヶ岳だけは雲が取れない。
(写真C)山頂手前を登る
陽に照らされながら歩く。
むう父さんだけ帽子無し。
絶対雨だと思ってた報いか。

後は頂上を目指して歩く。

赤土の道は滑りやすいが、時折木道を歩くのが良い。
黒湯への下山路を分けると、頂上も近い。

手前からのぞくと、反対側は絶壁。
風の気持ちよい頂上は絶景だった。
(写真D)乳頭山の切り立った山頂
目の前の大きな山は岩手山か?
お弁当を広げてのんびり。

ゆっくりしたかったが、のんびりするなら温泉で…の、声に立ち上がる。

黒湯を見なければ、乳頭温泉に来た意味が無いとまで云われたら、黒湯に下りる道を行くしかない。

相変わらずの赤土の道。
滑らないよう注意しながら下る。
(写真E)山頂から望む岩手山
途中から階段状になり、これが延々と続く。
このコーストレーニングに最適だ。
結構しごかれそう。

温泉跡地を過ぎる。
50度くらいの湯が湧き出していた。
更に進んだ川の横に温泉。
これは触ったら冷たかった。

標高が下がって、暑くなった樹林の道を進むと黒湯の源泉だ。もうもうと白煙。
(写真F)川の横に湧き出す温泉
黒湯温泉下に着く。
黒湯2分、孫六湯3分の表示。
黒湯に入ろう、山道登って受付へ。500円なり。
この値段は理想的。
女性は内風呂へ、むう父さんは露天風呂へ。
硫黄の白濁湯、良いね…。
打たせ、内風呂、露天と3つ有り。

汗を流して着替えも済ませる。
孫六湯経由で乳頭温泉バス停に向かう。
(写真G)黒湯温泉受付
乳頭温泉バス停に着く、バスがもう来た。
荷物整理をしてバスの前の日陰で涼む。
一瞬秋田駒ヶ岳の雲が取れた。
最後に秋田駒も眺めたし、最高。
またまた空いたバスで田沢湖駅着。

駅前の土産物屋を物色しても十分に時間が余った。

新幹線で昨日の寝不足を解消して帰り着く。
(写真A)バス停から見た秋田駒ヶ岳
帰ったら、1時間前の新幹線で帰ってきたむう嬢さんがいた。3人分の駅弁で夕食を済まそうと思ったら、昼食食べ過ぎで腹が減ってない。まあ良いか、食べ始めたら箸を出してきて、結構食べられてしまった。2日間の山旅、温泉に泊まって2つ登って楽しめた。来年の夏合宿はどこかなぁ。
例年だと8月のお盆の後だったが、今回の時期は花が一杯咲いてていい。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)