変形な土地 2009.05.13更新
電柱の支線 2009.05.26更新
悩んだメーカー選定 2009.06.28更新

変形な土地

 むうさんちは、超長細い変形な土地。以前は私道に面した一軒家だったが、公道(市道)に面した裏の家が、売り出されたので、購入したのだ。
これが約10年前。(1999年) 建て替える金も無く、2軒に渡り廊下を作ってもらって住んできた。しかし、昔の家なので「寒い」、「暑い」、「使い勝手悪い」…と、文句が出てきて、思い切ってしまった。

 元々住んでた家は,5.45m×13.17m、買った家は7.26m×10.01m。しかも、北側に向いた市道側以外は、5軒の家に囲まれている。日当たりの良い部屋は、夏は暑くて暮らせず。その他の部屋は寒い部屋ばっか。
しかも、渡り廊下でつないだだけなので、使わない空間が多い。

 両側に玄関が有るものの、通常使っているのは「私道側」。市道側は約7m幅、そのまま片側は延々と23mほどのブロック。長い…。
私道に面した部分は2m弱、車を止めてたが、ギリギリに近い。

 悩む、むう父さん。何も考えていない、母さん&嬢さん。どんな家を建てようかと言う、イメージが浮かんでこないのだった。
↑私道側
 市道側→

 どちらを玄関にするか、リビングは日当たりを考えて2階に。車は広く取れる市道側に。ん…、3階建てにするって、感じで住宅展示場に行った。

 結局ハウスメーカーさんに、お勧めの間取りを設計してもらうのが一番と、思ったのだが…。やはり施主の意向に沿った設計をするのが常らしく、色々と意向を聞いてくるが、こちらは殆ど考え無し。
しかも考えがコロコロと変わってしまう。

 石神井住宅展示場には、14軒ほど有ったが(1軒建て替え中)、簡易的に見積もりをもらったのは7軒。皆さん結構、設計バラバラだった。

  

電柱の支線

 普段は出入りをしない、北側=公道側の玄関、こちら側に玄関と駐車場をと考えてた。当然この支線は取れると考えてた。あるハウスメーカーさんから、それはひょっとして取れないかも…の、声。慌てて東京電力さんに確認してもらう。
返事は、ハウスメーカーさんの予想通り無理…、えぇっ!!
公道側に縦列駐車を考えてたが、一気に瓦解。

その後、別のハウスメーカーさんが東京電力と交渉。支線を取る事が出来ますよ。あまりにも違う内容に戸惑い、直接父さんが事情を聞く。
後からのハウスメーカーさん、別担当の東京電力さんに強引に、せまったそう。東京電力さんの2人にわざわざ来てもらい、事情聴取。

 写真:解体前の我が家
   (公道側、中央に電柱の支線)

 右の木は、マンサクの木。
 春に先ず咲くから、マンサク。
 黄色い小さい花が咲く。

 でも、支線はやっぱり邪魔。

 色々とこちらの事情も話し、相手の話を聞くと、やっぱ取れない。では、家の端に動かすか。でも,支線の傾斜がゆるやかになってしまう。

 ゆるやかになると、ここは小学生の通学路。塀の横にゆるやかな支線が有れば、登って遊ぶ事もあり得るので、思い切って我が家の敷地に移す事で合意。これで、縦列駐車は無くなった。

 公道側に1台、私道側にもう1台…の、2台分の駐車場を確保する。
結局、費用の関係から3階建ては無理、目一杯建てる広い家も無理。…と、云う事で細長い地形の中心部に建てる事になったので、2台目の駐車場が自然に出来てしまった。

悩んだハウスメーカー選定

 大和ハウス、三井ホーム、住友林業、積水ハウス、エスバイエル、兼六、パナホーム、スエーデンハウスの8軒のモデルハウスを見学する。
様々だ、軽量鉄骨、2×4、パネル系、木造系、それぞれに持ち味がある。

 どうも各棟に訪問すると、玄関のセンサーが作動。待機していた営業マンが顔を出すようだが、それも順番なので誰に当たるかは運不運のよう。

 初めての体験だったので、とりあえず敷地の状況等をメモしていった。
モデルハウスの中を見て回ってから、営業マンと打合せ。サッサと回るつもりが、打合せに1時間30分ほど要する。こりゃたまらん。坪単価を聞くと、予想を遙かに上回る金額。こりゃ3階建ては無理、2階建てで落ち着くしかない。

  私道側の南側を玄関と考え、北側に駐車場と勝手口。とりあえず簡単にラフスケッチで間取りの案を提出してもらうが、エスバイエルさんと住友林業さんは設計が出て来ると、申込金を支払わなければならない。

 最初の段階で、落ちたのはスエーデンハウスさん…。これは機密性抜群、特に窓に特徴有り、くるりんと一回転する窓。唖然としてたら、娘が我が家には似合わない…。この一言で落選。次いで、エスバイエルさんも申込金が無いとラフスケッチも出せない…との事で落選。
兼六さんは、娘が普通じゃん…で、落選。

  積極的だったのが、積水ハウスさん、住友林業さん、大和ハウスさん。この積極性は結構大きいと思う。
三井ホームさんはおっとりタイプだったが、父さんは一応一押し。そこで後は設計士さんと話し合って図面のコンペ。家族3人、営業さんと話しながら勉強、設計士さんと話し合いながら勉強…。ここで積水ハウスさんも、価格が折り合わず断念。残るは、大和ハウスさんと三井ホームさんになる。

 結局最後に決定したのは、コネの問題。むう父さんの大学の先輩が大和ハウスさんにいて、営業が電話番号とか教えてくれたのだ。
もっと早く教えてくれてたら、もっと早く決定したのに…。